家づくりの流れ②資金計画と予算の立て方:最初に決めないと危ない!

スポンサードリンク




資金計画と予算の立て方って、地味だけど実は一番大事なんです。

家づくりの成功は、この「お金との向き合い方」でほぼ決まるといっても過言じゃありません。

「夢を詰め込みすぎて、あとから現実に苦しむ」なんてこと、絶対に避けたいですよね。

だからこそ、ここではしっかりと、安心して計画できる考え方を身につけていきましょう。

① 家の本体価格だけじゃない!見落としがちな費用

多くの人が家づくりで誤解してしまうのが、「家本体の価格だけ見ていればOK」という思い込みです。

でも実際は、“見えない費用”が山ほどあるんです。

たとえば、まず必要になるのが「付帯工事費」。

これは地盤改良や外構(お庭や駐車場)、給排水工事など、建物そのもの以外に必要な工事費。

ざっくりですが、本体価格の1〜2割ほどを見ておくと安心です。

そして次にかかってくるのが「諸費用」。

ここには登記費用やローン手数料、火災保険料、印紙代、不動産取得税など…細かいけれど必ず必要な費用がたくさん含まれます。

金額にすると、数十万〜100万円を軽く超えることもあるんだそうです!!

さらに、忘れがちなのが「引越し費用」「家具家電の買い替え」などの生活立ち上げにかかるお金。

新しい家に合わせてソファを新調したり、カーテンのサイズが合わなくて買い直したり…。

これも結構バカにならないんですよね。

私も最初は「2,500万円の家を建てたい!」と思っていたのに、付帯工事と諸費用を足したら最終的に3,000万円近くなって青ざめました。

この経験から言えるのは、「家本体だけじゃない、トータルで資金を見る視点」を持つことが本当に大事だということ。

「建物価格+20%」をざっくり目安にしておくと、だいぶ現実的な予算感になるんだそうです!

② 自己資金と住宅ローンの目安

次に考えたいのが、「自己資金はいくら必要か?」ということ。

家を買うために現金で全額払う人はなかなかいないので、多くの人が住宅ローンを利用します。

一般的に言われているのは、自己資金(手持ち現金)として購入価格の2割程度は用意しておくと安心というもの。

たとえば、3,000万円の家を考えるなら、600万円くらい。

ここには頭金として使うお金+諸費用を含めるというイメージですね。

ただし、手元にまったく貯金が残らないような使い方はNG。

引越し後に急な出費が重なったり、家電が壊れたりするとかなり困ってしまいますから。

あとは「親からの贈与」も選択肢のひとつ。

住宅取得資金の非課税枠(制度によって変動)をうまく活用すれば、大きな負担軽減になります。

ちなみに、私の友人は親から500万円の援助を受けたことで、住宅ローンを数百万円減らすことができ、月々の支払いが数万円下がっていました。

資金に余裕が持てると、気持ちにも余裕が生まれますよね。

ただ、私たちの場合は、あえてフルローンを選びました。

というのも、「病気になったらどうしよう」「収入が一時的に減ったら?」という“もしも”を想定したときに、手元に現金がしっかりある状態の方が、精神的にも安心できると感じたからなんです。

最初から貯金をガツンと頭金に回してしまうよりも、「家賃感覚」で月々コツコツ返していけるスタイルのほうが、わが家には合っているなって思ったんですよね。

もちろん金利の負担はありますが、ライフスタイルや価値観に合わせて、自分たちなりの“ちょうどいい”を選ぶことが何より大事だと思います。

③ 住宅ローンの種類と選び方

住宅ローンって、いろんな種類があるし、カタカナ用語も多いし、正直むずかしい印象ありますよね。

でも、しっかり理解して選ばないと、数百万円単位で損する可能性もあるんです。

代表的なローンタイプはこの3つ。

  1. 固定金利型(フラット35など)
    返済期間中ずっと金利が変わらないので、計画が立てやすいのが特長。金利はやや高めですが安心感があります。

  2. 変動金利型
    半年ごとに金利が見直されるタイプ。金利は低いけれど、将来のリスクを背負うことになります。今後の経済状況によっては返済額が上がる可能性も…。

  3. 固定期間選択型
    最初の5年・10年など、一定期間だけ固定。その後は変動に切り替わるタイプ。ある意味いいとこ取りだけど、見極めが難しいです。

ここで大切なのは、「月々無理なく返せる額から逆算する」という視点。

たとえば、「今の家賃が10万円だから、月8万円以内にしたい」といった考え方がベースになります。

ネット上には「住宅ローン計算シミュレーター」もたくさんあるので、ぜひ活用してみてください。

また、ハウスメーカーの営業さんはローンの相談にも乗ってくれることが多いので、遠慮なく聞いてOKです。

最終的には、「安心して払える額」で「納得できる家」にたどり着けるかどうかがカギなんですよね。

④ 無理のない資金計画を立てるコツ

最後に、最も大切なことをお伝えします。

それは、「無理のない資金計画」を立てるという意識

たとえば、「こんな素敵なキッチンにしたい!」「吹き抜けのある広いリビングが夢!」など、理想を詰め込みたくなる気持ちはすごくよくわかります。

でも、その理想のせいで、毎月の返済が苦しくなってしまったら、本末転倒ですよね。

だからこそ、欲しい機能・設備に優先順位をつけて、「これはあったら嬉しい」「これは絶対必要」みたいに分けていくことが大事なんです。

そして、将来のライフイベント(子どもの進学や車の買い替えなど)も含めて、10年後・20年後も無理なく払えるかどうかを冷静に見つめてみてください。

たとえば、私の知人は家を建てたあとに第二子が生まれ、育児費用でローン返済がギリギリに。

「もっと慎重にシミュレーションしておけば…」と嘆いていました。

そうならないためにも、今の収入だけでなく、将来の家計変化も見据えた設計が大切なんですね。

また、家計簿アプリなどを活用して、固定費や貯蓄ペースをチェックしておくと、かなり現実的な資金計画が立てられるようになりますよ。

無理なく、でもしっかり満足できる。

そんな家づくりをめざしましょうね!

スポンサードリンク